零式ロケット

いつもの小説もどきです。

小説になってません○|￣|＿

では・・・ネタバレとか含むかもしれないので、注意してね！

[0回]

「レイビィ様…」

店で防具を見ていた時のことだった。
エドガーが、表情のないいつものあの顔でスタ子を見ていた。

「なぁに？今、デコの装備選んでやってるから待って頂戴」

冷たく言い放ったように聞こえるだろうが、それが彼女なりの
優しさなのだ。
スタ子は、エドガーのことを「おでこが広い」だのと言い、
終いには「デコ」と呼んだりしているが、彼の装備だけは真剣に
選んでいるのだ。

「すみません、おじさま。これとこれをくださいな。ここで着ていくわ」
「はいよ！」

エドガーは、いつもと変わらぬ透明感のある目で
スタ子と店の主人とのやり取りを見ていた。
そのやり取りが終わると、スタ子に防具一式を渡され、
着替えてくるように言われた。
彼はそれに従い、さっと着替えをすませた。



これが自分の装備かとエドガーは思った。
スタ子に初めてついていくことになった時は、盾と剣…他の装備は
布でできた服と大したことがない装備だった。
ファイターらしくなっただろうか…
そう思いながら、エドガーはまたスタ子を見た。

「レイビィ様…」
「ん？なに？」

エドガーはスタ子を…その装備を見ていた。
スタ子はメイジだ。
ファイターの装備とはまた違い、素材は布でできているようだった。

「レイビィ様は装備は変えないのですか？」

エドガーはそう言うと、まっすぐにスタ子を見た。
すべて布で覆われたような…だけれども、少し違和感のある装備だった。

「…装備、変えたほうがよいと思います」

エドガーははっきりと言った。
普段はあまり意見を述べない。
知っていることや危険だと思ったことに関しては少し口に出すが、
意見を述べたことは一度もなかったのにだ。
装備を変えたほうがよいと言われたのだ。
スタ子は不思議に思った。

「あら？それは何故？」
「それは…」

エドガーは指をさした。

「脚が守れていません。恥ずかしい格好だとお気づきになられませんか」

スタ子は自分を見た。



「いや、別にいいと思うけど…風通しがいいし」
「いえ！おかしいです、明らかに。脚は隠しましょう、そのほうがいいです」

エドガーは必死になって説明したが、スタ子は文句を言うばかりだ。

「だって、素早く動けるもの」
「いえ、周りの女性はそのような脚丸出しの格好はしていません」
「そんなの関係ないわよ」

「あそこにいる変質者と同じですね」

スタ子の顔に青筋がたったように見えたが、彼女はすぐに落ち着きを
取り戻した。

「すいませーん。これくださーい」



こうして彼女は、メイジらしい装備になったのだった。
その後、メイジらしい戦い方をしたかは定かではない。


＜完＞


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はい！スタ子はつい最近まで、ローブなんぞきてませんでした！！
ローブって動きづらそうでねぇ…
どうにもねぇ…
でも、いろんなやつと戦ってきて、流石に防御力をあげないと
まずいと思いまして…
あと、太い脚丸出しになってたので、そろそろ…
隠してあげないとと思いましてですね…
思い切って、変えてみました！

スタ子は本当はファイターみたいな装備に憧れるメイジなので、
すーすーしてそうな装備が好きらしいんですけどね。
でも、ダメです…メイジですから。
スタ子には諦めてもらいました。
デコは、だんだん装備がかっこ良くなってきましたよｗ
ファイターの装備ってカッコイイの多いですね。
変なのも多いですが！ｗｗｗ
もう少し女性らしい装備ってないんですかね？

もう少しナイトっぽい装備とか、ないんですかね・・・
白い鎧とか・・・

デコ、男らしくなってきたなぁ…
もうちょっとイケメンになってほしいなぁ…

と思う今日この頃です。